歯科レーザー

 

患部に歯科用レーザーを照射する治療法です。

レーザーを使用しない治療に比べて、処置が簡単に行え、痛みや不快感が少なく、治療効果が早くあらわれるのが特徴です。

当医院では症状に応じて、複数の歯科用レーザーを使い分けております。

レーザーについて

レーザー(LASER)とは、Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation(誘導放出による光の増幅)の頭文字を組み合わせて造られた名称です。

1960年にMaimannによってルビーを発振源にレーザーを世界で初めて開発され、医療の分野へは翌年、早速眼科への領域で応用されました。

その後、1970年代に歯科界での研究開発が進められ、1980年代に歯科医療の分野でも臨床化されました。 歯科用レーザーとしては、半導体(Diode)レーザーNd:YAGレーザー、Er:YAGレーザー、炭酸ガスレーザー等が一般的に用いられます。

発振源によって発振されるレーザー光の波長が異なり、それが、各レーザーの特性の違いとして現れます。

また、同じ発振源のレーザーであっても、出力の大きさやパルスと呼ばれる発振の時間と発振間隔の違いによって、人体に対するレーザーの影響度は大きく異なり、こういったレーザー光のさまざまな条件を組み合わせることによって、レーザーを歯科の多彩な用途に応用することを可能にしています。

当院では患者様の症状に応じて、複数ある歯科用レーザーから適した種類を選出し、出力やパルスを調整して治療に応用しております。

歯科用レーザーが有効な症例

歯科用レーザーが有効な症例や処置には次のものが挙げられます。

根尖病巣、粘膜切開、知覚過敏、エプーリス除去、フィステル、膿瘍切開、排膿、う触除去(軟化象牙質蒸散)、う触予防、歯質強化(フッ素応用)、小帯切開、メラニン色素沈着除去、メタルタトゥー除去、口内炎(凝固層形成、疼痛緩和、治癒促進)歯肉形成、止血、歯周ポケット掻爬時の殺菌消毒、インプラント周囲炎の殺菌・消毒、インプラント周囲炎予防、外科処置後の創面保護、治癒促進、根管治療(殺菌、消毒、乾燥)、抜歯後の血ぺい保護、生活歯髄(神経が生きている歯髄)切断など。

レーザーによる歯肉炎、歯周病の治療・改善

レーザーを照射前、レーザーを照射後

歯肉や歯周ポケット内にレーザーを照射します。 症状によって、間隔をあけて複数回行います。

※歯周ポケット 歯と歯茎の隙間。この部分に歯垢が溜まると、歯肉の炎症がおこります。歯肉炎、歯周炎、歯周病、歯槽膿漏などは、歯周ポケットを清潔に保つことで、症状が改善されます。

歯肉炎、歯周病へのレーザー照射の効果

  • ポケット内の細菌に対する殺菌、消毒。
  • 歯肉の内側の状態の良くない肉芽の蒸散。
  • 膿の排出の促進。
  • 痛みがあり、ブラッシングが適切に行えない場合にも有効です。

レーザーによる進行した歯周病の治療、改善

レーザーを照射前、レーザーを照射後

歯周ポケット(歯と歯茎の隙間)内に、レーザーを照射します。 間隔をあけて複数回治療を行うことで、歯周病が改善されていきます。 歯周ポケット内の細菌に対する殺菌、消毒、歯肉の内側の状態の良くない肉芽の蒸散、膿の排出を促進する効果があります。

進行した歯周病へのレーザー照射の効果

  • 慢性歯周炎の炎症を鎮める。
  • 状態の良くない歯肉を蒸散させる。
  • 盲嚢の除去。
  • 周囲の組織の活性化

レーザーによる口内炎、口腔粘膜の炎症の治療

レーザーを照射前、レーザーを照射後

炎症が起こっている部分に、レーザーを照射します。皮膜ができて接触部の痛みが軽減され、治癒も早くなります。

レーザーが効果的な口腔粘膜疾患

  • 口内炎、口角炎等、口腔粘膜の炎症がある部位。
  • 矯正治療器具、義歯による粘膜の痛みの緩和。
  • 知覚過敏の痛み。
  • 歯根部の炎症による痛み。

レーザーによる痛みの緩和

レーザーによって口腔内の痛みが緩和されます。

レーザーで痛みをやわらげる事ができる症例

  • 口内炎、口角炎等、口腔粘膜の炎症がある部位。
  • 矯正治療器具、義歯による粘膜の痛みの緩和。
  • 知覚過敏の痛み。
  • 歯根部の炎症による痛み。

レーザーによる歯肉のメラニン色素除去

レーザーを照射前、レーザーを照射後

レーザーを色素沈着した部位に照射してメラニンを除去することで、ピンク色の歯茎を回復します。

レーザーによる歯茎のメラニン除去の流れ

一度の治療でひとつの部位に対して、2回程レーザーを照射します。1週間〜10日程度間隔を開け、再度レーザーを照射します。

通常、数回で効果があらわれますが、もともとのメラニンの沈着具合によって、回数には個人差が生じます。

レーザー照射後の注意ですが、2日程度、刺激物の摂取や喫煙はお控え下さい。ブラッシングは、歯茎にあたらないように注意して頂ければ、当日から行うことができます。

メラニン除去のレーザー照射の際には、輪ゴムで弾くようなお痛みを感じる場合があります。 お痛みがある場合には麻酔を行いますので、ご遠慮なく、歯科医師にご相談下さい。

レーザーによる歯の根の治療(根管治療)

進行した虫歯、歯の亀裂、外傷などによって、歯髄が炎症や感染を起こした際には、歯の根の治療(根管治療)が必要になります。 細い根管内にある痛んだ歯髄、腐った神経や細菌を取り除き、細いファイル(針のようなもの)で清掃し、薬品で消毒し、充填剤で封をすることになります。

神経の管は曲がっていたり、先の方で枝分かれしたりしていることが多いため、非常に細かい手作業が必要です。少しづつ丁寧に治療を進める必要があるため、時間と手間ががかかる治療でもありました。 しかし、根管治療にレーザーを用いることで、より早く確実に、不快感を軽減して歯の根の治療を行うことができるようになりました。

根管治療におけるレーザー照射の効果

  • 根管(歯の中にある、神経が通っている細い管)内の感染歯質の蒸散。
  • 根管内の殺菌、消毒、乾燥。
  • 状態の良くない歯肉を蒸散させる。
  • 歯髄に残った、タンパク質の凝固、無菌化。
  • 根管治療時の不快症状除去、根充の不快症状の軽減。

フィステル(膿のかたまり)の治療

レーザーを照射前、レーザーを照射後

フィステルとは歯の根元に溜まった膿の塊りのことで、奥には病巣が隠されています。 歯の根にトラブルがある場合に起こる症状で、潰れると膿が出ます。 再発を繰り返す場合がありますので、適切な処置が必要です。 レーザーを照射することで膿の排出を促し、病巣内部に直接アプローチします。

※歯ぐきに、ぶよぶよした塊ができた場合には

似たような症状で、エプーリスや線維腫、なんらかの感染による水疱の場合もあります。 また、歯槽膿漏で同じような症状が起こる場合もあります。傷を受けた事による血豆・血腫の場合も考えられます。 気になる症状がある場合は、歯科医院でご相談ください。

エプーリス(歯ぐきにできた腫瘤)の治療

レーザーを照射前、レーザーを照射後

レーザーで、外科的にエプーリスを除去します。 除去の際、レーザーから瞬時に出る熱のため、止血しながらの切開が可能となります。 当医院で使用するレーザーは血液中のヘモグロビンに対して高い吸収性を持つ為、止血効果に優れています。

さらに、切開した面に対してレーザーを照射することで、殺菌されて傷が早く治ります。

エプーリスとは

エプーリスは歯肉腫ともいわれ、歯肉に生じた腫瘤(かたまり)のうち、歯肉・歯根膜・歯槽骨骨膜由来の良性の線維性組織の増殖、あるいは肉芽腫のことです。 エプーリスは歯肉の結合組織、歯根膜あるいは歯槽骨膜から発生します。 その発現には不適合な充填物(つめ物)、補綴物(かぶせ物)、残根、歯石などの種々の外的刺激が関係しています。

また、妊娠の際に発現することもあり、内的因子として女性ホルモンの変調も関係すると考えられています。

大きさはアズキ大からおや指の頭大のものが多いです。 一般に発育はゆっくりですが、大きくなると腫瘤に接する骨は吸収され、 そこに存在する歯は、傾たむいたり、離開したり、次第にぐらぐらになります。

10才代以前にはあまりみられませんが、まれに先天性エプーリスといって、新生児に認められることがあります。男性より女性に多く発生し、約2倍の発生率を示します。

エプーリスの治療にあたっては、発生場所である歯肉や歯槽骨表面も徹底的に除去する必要があります。 除去後、まれに再生してくる場合もあります。 特に、歯根膜から発生したエプーリスの場合には、残念ながら抜歯とともに再び切除しなければならない場合があります。

妊娠性のエプーリスは妊娠腫とも呼ばれ、通常の原因に加えて、妊娠による ホルモンバランスの変化が影響していると考えられています。 妊娠3ヶ月ごろに発生し、比較的急速に大きくなります。 妊娠性エプーリスの場合には、出産後に消失したり、縮小する症例が多いです。

当院でのレーザー治療

当医院では、痛みや不快感の少ない患者様にやさしい治療を目指して、レーザー治療を導入しております。

当医院で使用するレーザーは、赤外線領域の歯科用Nd:YAGレーザーと、 炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)で、 安全性が確立されております。症例や症状に応じて、適したレーザーを使い分けて、治療を行います。

レーザー治療をご希望の方は、ご遠慮なくご相談下さい。

ご予約・お問い合わせ

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